「ダイエット中なのに飲み会が入ってしまった」「接待が多くてなかなか痩せられない」「仕事が忙しくてつい外食ばかりになる」…そんな悩みを抱えていませんか?
ダイエットにおいて「外食はNG」だと思われがちですが、じつは気を付けるポイントさえ掴めば、外食を楽しみながら痩せることは十分に可能です。むしろ、プロの視点では、外食を上手に活用することで、自炊では不足しがちな栄養素を補い、モチベーションを維持する「武器」に変えることもできます。
今回の記事では、プロアスリートを指導するスポーツトレーナーが、科学的根拠に基づく「太らない外食術」を徹底解説します。接待や会食が多いビジネスパーソンの皆さんでも明日からすぐに使える具体的なメニュー選びのコツもお伝えします。
ダイエット中の外食選び「3つの鉄則」

外食で太る最大の原因は、糖質と脂質の過剰摂取、そして「何となく」で選んでしまうメニューの構成にあります。まずは、どのジャンルの料理でも意識する必要がある「基本の3原則」を押さえましょう。
調理法に注目「蒸す」「焼く」「茹でる」
同じ食材でも、調理法によってカロリーは劇的に変わります。「揚げる(とんかつ・天ぷら)」「炒める(チャーハン)」は油の使用量が多く、ダイエット中は避けたい選択。「蒸す(蒸し鶏)」「焼く(焼き魚・ステーキ)」「茹でる(しゃぶしゃぶ)」は、余分な脂を落としつつ素材のタンパク質を摂取できるためダイエットにおすすめです。
単品ではなく「定食形式」を選ぶ
丼ものやパスタなどの単品料理は、糖質に偏りやすく栄養バランスが崩れがちです。「主食・主菜・副菜・汁物」が揃った定食は、小鉢や味噌汁があることで咀嚼回数が増え、満腹中枢が刺激されやすくなります。
「ベジファースト」の徹底
食べる順番も大切です。食事の最初に野菜や海藻類を食べることで、食物繊維が糖の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇(インスリンの過剰分泌)を抑えます。
【ジャンル別】ダイエット中におすすめのメニューリスト
外食選びのポイントを抑えたところで、実際にどのような料理を選ぶべきか、具体的なメニューリストをジャンル別に作成しました。これを知っているだけで、外食時の摂取カロリーを30%〜50%カットすることも可能です。
【和食】バランス・満足度ともにNo.1のダイエット食

和食は「高タンパク・低脂質」なメニューが豊富で、最もダイエットに向いています。魚に含まれる良質な脂(オメガ3脂肪酸)は、代謝を助ける働きもあります。定食形式の料理なら、野菜・タンパク質・炭水化物をバランスよく摂取できます。煮物は砂糖やみりんが多く使われているため、意外と糖質が高いので注意が必要です。
<おすすめメニュー>
焼き魚定食(ホッケ・サバ・鮭): 満足度が高く、良質なタンパク源です。
刺身定食: 調理に油を一切使わないため、最も低カロリーです。
お浸し・冷奴・ひじきの煮物: サイドメニューで食物繊維とミネラルを補強しましょう。
<避けるべきメニュー>
カツ丼・天丼: 揚げ物の衣が油と糖質を吸い込んでおり、カロリー過多に直結します。
うどん・そば(単品): 炭水化物に偏り、血糖値を急上昇させます。食べるなら「天ぷら抜き」で卵やワカメをトッピングしましょう。
【中華】油を避ければ高タンパクで◎

中華料理=油っこいというイメージですが、実は「蒸し」「茹で」のメニューも多く、野菜を大量に摂取できるメリットがあります。火力が強いため野菜の栄養が壊れにくく、ボリューム満点でも低糖質に抑えやすいというメリットも。しかし、麺類やチャーハン、餃子の皮はすべて「糖質の塊」です。主食を抜くか、量を半分にするなど工夫しましょう。
<おすすめメニュー>
八宝菜・肉野菜炒め: 多くの具材を一度に摂れ、満足度が高い一品。
エビのチリソース: エビは低脂質・高タンパクな優秀食材です(衣の厚いものは避ける)。
バンバンジー・蒸し鶏: 蒸し調理のため余分な脂がカットされています。
<避けるべきメニュー>
チャーハン・ラーメン: 糖質と脂質の塊です。どうしても食べたい場合は「半ラーメン」にして、必ず野菜炒めをセットにしましょう。
点心(小籠包・ギョーザ): 皮は炭水化物、餡にはラードが含まれているため、食べ過ぎに注意してください。
【イタリアン】パスタよりメインを

洋食は「ソース」と「パン」が太る原因の大部分を占めます。ここさえクリアすれば、肉や魚の素材を活かしたダイエット食になります。パスタやピザをメインにするのではなく、肉や魚のメイン料理を選び、パスタはシェアする程度に留めましょう。
<おすすめメニュー>
アクアパッツァ・魚のグリル: 魚介の旨味で満足感を得やすく、低カロリー。
チキンの香草焼き・牛赤身肉のステーキ: シンプルに焼いた肉料理はボディメイクの基本です。
カルパッチョ・バーニャカウダ: 生野菜と良質なオイル(オリーブオイル)を摂取できます。
<避けるべきメニュー>
カルボナーラ・クリームパスタ: 生クリームとチーズの脂質、パスタの糖質がダブルで襲ってきます。
パンの食べ放題: オリーブオイルをつけて食べるパンは止まらなくなるため、最初に「パンは不要です」と断るのも手です。
【肉料理(ステーキ・焼肉)】ダイエットの味方「赤身」を狙う

「ダイエット中にお肉はNG」と思われる方もいるかもしれませんが、実は肉料理は糖質が低く、代謝を上げるL-カルニチンなどが豊富に含まれています。筋肉の材料となるタンパク質を大量に摂取でき食後の満足感が非常に高いことからも、むしろお肉はダイエット中に適した食材です。
<おすすめメニュー>
ヒレ・ランプ・ハラミ: 脂身の少ない部位を選べば、高タンパク・低脂質な食事になります。
塩で食べる: タレには大量の砂糖が含まれています。味付けは「塩・胡椒・わさび」が鉄則です。
サンチュ・キムチ: 野菜を肉の2倍食べる意識を持ちましょう。
<避けるべきメニュー>
サーロイン・霜降りカルビ: 口当たりは良いですが、半分以上が脂質です。
シメの冷麺・クッパ: お肉でお腹を満たした後の糖質は、すべて脂肪に変わるので注意が必要です。
【カフェ・ファストフード】忙しい日の「戦略的チョイス」

カフェやファストフードは、かつては「ダイエットの天敵」とされてきました。しかし現在は、健康意識の高まりにより細かくカスタマイズできるようになっていたり、良質なタンパク質や食物繊維を摂取できたりと進化しています。自分のダイエット進捗に合わせて「脂質オフ」や「糖質オフ」のメニューを選びましょう。
ここでは、主要チェーンごとにおすすめのメニューを紹介します。
<おすすめメニュー>
サブウェイ: サブウェイのサンドイッチは、「野菜多めで」とオーダーすれば無料で食物繊維を増量できます。さらに裏技として「パンの白い部分をくり抜いてください」と頼めば、糖質を20%カット可能。ローストチキンやエビアボカドを選び、ドレッシングは「塩コショウ・オリーブオイル」にするのがプロの推奨です。
スターバックス: フードなら「根菜チキン サラダラップ」が優秀。飲み物は「スターバックス ラテ」を選びがちですが、無脂肪乳への変更や、より糖質の低い「アーモンドミルク」への変更がおすすめです。キャラメルマキアートなどのシロップ入りは避け、どうしても甘みが欲しい時は「ムース フォーム ラテ」でリッチな口当たりを楽しみましょう。
モスバーガー: バンズ(パン)の代わりにレタスで具材を挟んだ「菜摘(なつみ)シリーズ」は、ダイエット中の強い味方。テリヤキチキンなどを選べば、満足感はそのままに糖質を劇的に抑えられます。
<避けるべきメニュー>
「低糖質」を謳うスイーツ: 「砂糖不使用」でも、小麦粉やバターが大量に使われていれば総カロリーは高くなります。間食にするなら、ナッツやギリシャヨーグルトを選びましょう。
セットのフライドポテト: ジャガイモは野菜ではなく「糖質」です。さらに油で揚げることで「糖質×脂質」という最も太りやすい組み合わせになります。セットにするなら、迷わずサラダかコーンスープ(またはスープ単品)に切り替えましょう。
会食・接待を乗り切る「スマートな技術」

ビジネスマンにとって、会食や接待は避けて通れない戦場です。接待などが多いと、高カロリーな料理やアルコールが続きやすく、ダイエットの大きな障壁になることは事実ですが「会食があるから痩せられない」というわけではありません。ここでは、場の空気を壊さずに自身の肉体をマネジメントするための4つのテクニックを紹介します。
「オーダーの主導権」を握る
接待の場では、最初にメニューを開いた人間がその場の摂取カロリーを左右します。何が運ばれてくるか分からないという状態を避け、出来る限り自ら「痩せる環境」を作ることが重要です。最初に「サラダと、お刺身の盛り合わせを頼みましょうか?」と提案してしまいましょう。これにより、自然にベジファーストを実践でき、揚げ物への注文を抑制できます。
アルコール代謝を優先させる「1:1ルール」
アルコールが体内に入ると、脂肪の燃焼は一時停止し、アルコールの解毒が最優先されます。この停滞時間をいかに短くするかが鍵となります。お酒を一口飲んだら、必ず同量の「水(チェイサー)」を飲むことを徹底してください。血中アルコール濃度を薄めることで脱水を防ぎ、肝臓への負担を軽減します。これは翌日の「偽の空腹感」や「ひどいむくみ」を予防し、翌朝のトレーニング効率を落とさないためにも必須のテクニックです。
会食前にプロテインを摂取する
空腹状態で会食に臨むのは、最も脂肪を溜め込みやすい危険な状態です。飢餓状態では自制心が働きにくく、脳が糖質や脂質を強く求めてしまいます。会食の1〜2時間前に、プロテインやゆで卵など「純粋なタンパク質」を軽く摂取しておきます。事前にタンパク質を入れることで、食欲抑制ホルモンが分泌され、目の前の豪華な料理を「一口で満足できる」落ち着いたメンタルで迎えることが可能になります。
「断る理由」を事前にセットアップしておく
締めのラーメンやデザートなど、最も体脂肪に直結する炭水化物をスマートに回避するには、相手に不快感を与えない「断る口実」が必要です。「現在、プロのトレーナーから徹底した食事管理を受けており、夜の炭水化物だけは厳命されているんです」と、第三者の存在を理由に断ります。ビジネスの場において、プロの指導を受けて自己管理を徹底している姿勢は、むしろ「信頼できる人間」というポジティブな評価に繋がります。
それでも「食べすぎ」てしまったら? 翌日のリカバリー術

どれだけ気をつけていても、食べすぎてしまう日はあります。このとき、大切なのは「翌日以降の対応」です。食べたものが脂肪として蓄積されるまでには、約48時間のタイムラグがあります。この48時間のうちに、どれだけ調整できるかがポイントになります。
翌日の朝食は食べない
食べすぎた翌朝、胃もたれを感じているのは、内臓がまだ消化活動に追われ疲弊しているサインです。前夜の過剰なエネルギーがまだ血液中や肝臓に「グリコーゲン(糖源)」として残っています。ここで朝食を摂ると、エネルギーがさらに溢れ、脂肪として蓄積されるプロセスを加速させてしまいます。翌朝は無理に食べず、胃腸を休める時間を確保してください。いわゆる「16時間断食(オートファジー)」の状態を作ることで、体がエネルギー源として前夜の残りカスを燃焼し始め、代謝がスムーズに切り替わります。
水分を多めに摂取する
外食は自炊に比べて塩分やアルコールが多く、体内の水分バランスを著しく乱します。アルコールの分解には大量の水が必要であり、塩分過多は水分を溜め込む性質があります。水を飲まないと循環が悪くなり、老廃物が排出されず代謝が停滞したままになるので水分補給が大切です。常温の水を1日2〜2.5リットルを目安に、こまめに摂取してください。一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯を1〜2時間おきに飲むのが理想的です。これにより血流が改善され、余分な塩分や毒素の排出を促し、むくみを素早く解消します。
適度に運動する
「食べてしまったから、翌日は激しく走る」という考え方は、実は怪我のリスクを高めるだけで非効率な場合があります。おすすめなのは、ピラティスのような「整える動き」から始めることです。深い呼吸と連動したピラティスは、内臓の働きを活性化させ、消化・代謝機能を底上げします。その上で、スクワットなどの大きな筋肉を動かすウエイトトレーニングを短時間行うことで、前夜のカロリーを効率よく消費に回すことができます。
ダイエットは、一生続けられる「習慣」でなければ意味がありません。外食を完全に断つのではなく、適切な知識を持って選択し、食べすぎたら運動でリカバリーする。このサイクルを身につけることが、理想の体への最短ルートです。
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